ブログ

ブログ

2019/03/28

腰痛治療の80%は誤診!?

今日は母校が甲子園で初戦突破

今年のチームは投手がなんとか持ちこたえられたら

結構いいところまでいけそうな雰囲気なので

頑張って頂きたいところです!


さて、今日もぎっくり腰の患者さんが来院

その方は姿勢や筋緊張に起因するものでした

腰痛については以前からブログで何度も書いてきました

また、ホームページの方でも腰痛は筋筋膜性のものや心理社会的要因など

多岐にわたることも書いています


そんな中で最近見つけたこの2つの良記事

腰痛治療の80%は誤診、慢性痛の名医が語る医療界の現実




この記事中では

>ある統計では、坐骨神経痛と診断された患者150人中、本当にそうだったのは40~45人。全体の7割にあたる100人以上が坐骨神経痛ではなかった。

と、あります

実際、臨床に携わっていてもそう感じます

現に坐骨神経痛やヘルニア、脊柱管狭窄症と診断された方でも、施術で改善される例は多々あります

その多くは他に原因のある筋筋膜性疼痛症候群や、梨状筋症候群など


その他にも

>薬の多用が大きな問題だった。鎮痛剤(リリカなど)は軽度の認知障害につながる可能性がある。また精神安定剤(デパス/ベンゾジアゼビン)なども軽度の認知障害の原因となる可能性がある。

と、あります

慢性腰痛や坐骨神経痛で悩んでいる方でも、たまに処方されているリリカですが

その効能が治験で実証されているものは、線維筋痛症、帯状疱疹後神経痛、脊髄損傷後疼痛、糖尿病性神経障害に伴う疼痛だけであって

治験は全く行われていないにもかかわらず

慢性腰痛や坐骨神経痛に関しても処方がなされているようです

リリカだけではなく、デパスを処方されている方も多いですが

本当に原因がそこであれば、心理社会的要因へのアプローチが必要になるはずです

参考記事


もしリリカを処方されて飲み続けて、認知障害が引き起こされているかも?

と、考えてみたら皆さんはどう思われるでしょうか?


患者さんのことを第一に考えれば

不要な薬は控えて、できるだけ身体への負担を減らしてあげること

不安を和らげてあげることが何よりで

それが本当に痛みを取り、治すための近道だと考えています


関連ブログ:あぶない腰痛