首・肩・腕の症状

首・肩・腕の症状

首や肩の痛み・肩こり

 首や肩の痛みは寝違いやむち打ちなどで直接的に痛めたもの以外にも、肩甲骨や背骨、胸郭などの可動域制限、姿勢不良、筋肉の過緊張、血行不良などが要因となって、痛みや頭痛、肩こりなどの症状を引き起こします。マッサージなどで一時的には楽になっても、そういった原因を改善しなければ同じ症状を繰り返すことになります。
 また、痛みは首や肩だけではなく、背中や腰にまで関連痛として影響が及ぶこともあります。猫背や不良姿勢の影響などについては骨盤・姿勢についてのページをご覧ください。

筋・筋膜性の頸部痛

筋・筋膜性の頸部痛

 僧帽筋、上後鋸筋(背中の肩甲骨付近)などの筋肉や筋膜への過負荷によって起こるものです。無理な姿勢や継続する同じ姿勢などの負荷によって血行状態の悪化など、各部の機能的な連動が行えなくなった筋への負荷が増加し、過緊張を起こして痛みや手のしびれなどが現れることもあります。

肩関節周囲炎(五十肩)

肩関節周囲炎(五十肩)

 40代以降に発症し、およそ6ヶ月~12ヶ月の間に自然治癒するものです。その病態は肩峰下滑液包、腱板、関節包、鳥口突起、上腕二頭筋長頭腱など肩周辺の炎症と考えられています。関節の可動域制限を認めることや、レントゲン撮影で明らかな異常所見が見られないことが多く、いわゆる五十肩と呼ばれるものにあたります。

インピンジメント症候群

インピンジメント症候群

 腱板修復部の膨隆や転位、変形治癒した上腕骨、肩峰下滑液包の石灰沈着などが腕を上げる動作に際して、第2肩関節(肩峰、鳥口肩峰靱帯、鳥口突起の下面と腱板、上腕骨結節で形成されるもの)で衝突して起こる状態で、主な症状として弾撥を含む機能制限や自発痛・運動時痛があります。

腱板損傷

腱板損傷

 腱板とは上腕骨頭につく4つの筋腱集合体(棘上筋腱、棘下筋腱、小円筋腱、肩甲下筋腱)のことで、上腕骨を自在に動かす上で機能的に重要なものです。受傷直後は腫れや血腫を伴い、主な症状として痛み、機能障害(腕の挙上困難)、筋力低下などがあります。痛みは運動痛・夜間痛で、自発痛は肩関節内部~三角筋まで広範囲に及びます。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

 日常生活で手首や前腕を繰り返し捻る動作、物をつまみ上げるような動作、パソコン仕事でキーボードを打つ動作などで、反復する手首の背屈や前腕回外運動によって、前腕伸筋群のオーバーユースや微少断裂を起こしているものです。前腕伸筋群に負荷のかかるテニスのストローク動作を繰り返すことで発症することが多いため、テニス肘ともよばれます。45~54歳ごろによくみられます。

ド・ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

ド・ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

 手首の親指側にある腱鞘や、そこを通過する腱に炎症が起こったものです。ストローのような腱鞘の中で腱がスムーズに滑走できないことで、手首の親指側に痛みや腫れが現れるものです。特に親指を動かすと、強い痛みが現れます。出産後や更年期の女性に多くみられます。その他にも、仕事やスポーツなどで手指をよく使う人にも多くみられます。