お子さんの施術について

姿勢について

 小さなお子さん特有の肘内障(手が抜ける)のほかにも、公園の遊具からの落下や転倒、スポーツなどで怪我をすることは珍しくありません。最近では幼少期からサッカーや野球、水泳など、スポーツの習い事をしているお子さんはたくさんおられます。そういったお子さんの中には、身体がまだ未発達な状態にもかかわらず、大人がするような高負荷のトレーニングをすることで痛めたり、成長痛を引き起こしている子が少なからずみられます。その他にも、靴のサイズが合っていない物を履いていることで足の発育に影響を及ぼし、足のアライメントが崩れることで怪我や不良姿勢の原因になっていることもあります。当院では施術のほかにも、ストレッチなどのセルフケアや練習量などについても指導させていただいています。

肘内障(ちゅうないしょう)

肘内障(ちゅうないしょう

 主に1歳~4歳ごろまでにみられる、子供特有の肘の亜脱臼です。まれに小学校低学年でもみられることもあり、一般的に「手が抜ける」と言われるものです。子供の身体が未発達で、肘の橈骨輪状靱帯が固定されていないため、主に手を強く引っ張られた時などに靭帯が亜脱臼を起こすものです。肘内障になった子供は、写真のように手のひらを身体に向けて、肘を軽く曲げて動かさない体勢を取ります。亜脱臼を整復するとすぐに腕は問題なく動かせるようになり、ギプス等での固定も施す必要はありません。また、機能障害が残ることもありません。

成長痛

成長痛

 成長痛は正式な疾患の名前ではなく、子供の成長期にみられる特徴的な痛みの俗称です。そのほとんどは骨端軟骨の障害によって痛みが出ているものです。骨が成長過程の時期に、成長軟骨や骨膜がスポーツなどの繰り返す動作で筋肉に引っ張られると、そこで炎症を起こして痛みがあらわれます。代表的なものにオスグッドシュラッター病や野球肘、セーバー病などがあります。これらの障害や痛みは、練習量の調節や筋肉の緊張をゆるめるためのストレッチが大切です。

オズグッドシュラッター病

オズグッドシュラッター病

 大腿四頭筋の引っ張る力による負荷がすねの骨の上部(脛骨粗面)に繰り返してかかり、そこで成長軟骨の剥離などが起こって炎症が起こるものです。小学生から中学生のサッカーや陸上など、走ることが多い競技の選手に多くみられます。

セーバー病

セーバー病

 10歳前後の男の子に多くみられるもので、かかとの部分の痛みや腫れ、歩くときの痛みが症状としてみられます。スポーツなどの激しい運動後に症状が出ることが多く、痛みのためにつま先歩きになることもあります。発育期のかかとの骨に運動で過負荷がかかり、アキレス腱の引っ張る力が加わって炎症を起こすものです。

野球肘

野球肘

 投球動作を繰り返すことで肘の内側に負荷がかかることで内側側副靱帯を損傷し、筋肉、骨膜や軟骨部分に炎症が起こるものです。また、内側側副靱帯を損傷して肘が不安定な状態で投球動作を続ける事によって、離断整骨軟骨炎を発症します。オーバーユース(使い過ぎ)による代表的な障害で、下半身をうまく使えていない子供に多くみられる傾向があります。

扁平足

扁平足

 土踏まずのくぼみが無くなっている足(足の内側縦アーチが潰れてしまっている状態)です。 つぶすような脚の使い方や歩き方が主な原因で、立つときやしゃがむ時に膝が内側に向いていたり、姿勢不良による運動連鎖で足関節のアライメントが崩れてしまっている、足に合っていない靴、運動不足なども原因になります。